「センタラインウルトラ アールエス ファイブ」同芯度測定
「CENTRALIGN-Ultra-RS5」

2021年8月末にて販売終了

2021年9月以降は、レンタルまたは、測定委託にて使用可能です。

センタラインウルトラRS5はプルーフテクニックのジオメトリックアライメントの中でも同芯度測定(ボア アライメン)のために開発されたレーザーアライメントシステムです。高度なジオメトリックレーザーアライメントには最高の1台です。
例えば発電所なのど大型蒸気タービンのタービン車室・軸受ボア・ダイヤフラムの同心軸芯だし、大型コンプレッサーの同芯度測定、大型エンジンのクランクシャフト同芯度芯出しなど、さまざまなボア アライメントに理想的なソリューションです。
これらのアプリケーションにおいて、これまでの芯出し方法は、治具・工具にはピアノ線・ダミーシャフト・マンドレル、インサイドマイクロゲージやセオドライトなどを使う方法です。これだと作業にもエンジニアの十分な経験と技量を必要とし、外部環境(重力、温度、風などによるたわみなど)にも大きく影響されます。結果的にそれらのレベルや作業性により作業時間・精度が大幅に左右され、工程も長めにバッファーを見込む必要があります。
しかし、センタラインウルトラ RS5を使ったレーザージオメトリックアライメント 同芯度測定では、機器の一端にレーザーを設置し、センサーは測定するボアに専用ブラケットを使って設置。センサーを内径に沿って回転させるだけでボアの内径中心点を見出します。それらのデータを即座にロータラインウルトラコンピュータが自動計算し、ボアの芯出し調整方向と調整量を算出します。
センタラインウルトラRS5ならば、環境からの影響もなく、途中、治具・工具の設置・撤去・再設置を繰り返す段取り工程も省くことができます。また、エンジニアの経験値や技量に頼ることなく、測定の非属人的なデータ化を実現します。その結果として高精度・高再現性の安定的な測定を実現し、工程とバッファーの大幅削減と短期定格化を可能にします。

 


Description



 


測定の仕組み:

センタラインウルトラ RS5の測定方法は、機械の一端に取り付けられたレーザーがピアノ線に代わってボアのほぼ中央を貫通し、リファレンスラインになります。センサーは、測定するボアに特許取得済みユニバーサル ポインター ブラケットを使って 取り付けられます。ボアの内径に沿ってセンサーとブラケットヘッドを回転させるだけでボアの正確な内径中心点が定まります。それとレーザーのリファレンスラインに対する位置との相対的な偏差をセンサーが記録し、測定したデータを即座にロータラインウルトラコンピュータへBluetoothで送信します。送られた情報とあらかじめ設定された機械の寸法を合わせてコンピュータが自動処理し、正確な中心位置へボアの調整方向・調整量を算出します。

主な特長:

・独自開発の特許取得済み専用ブラケットおよび測定テクノロジー(ソフトウェア・ハードウェア)を用いた真のボア中心測定。
・センサーをボア内径に沿って回転させ3点以上の測定だけで最高精度を実現。
・対応ボアサイズ:45 mm ~ 4230 mm。
・鉄製ボアにも非鉄金属ボア両方の測定が可能なブラケット。
・角度計内蔵5軸RS5センサー:任意のポイント・方向で測定可能。
・センサーとロータラインウルトラコンピュータ間はでBluetoothデータ送信。
・レーザードリフトの自動補正用コントロールセンサー連動(オプション)
・最長測定距離:RS5レーザー・センサーなら10メートル、ロングレンジレーザーを使用した場合は50メートルまで測定可能。

用途:

蒸気タービン、ガスタービンのタービン車室・軸受ボア・ダイヤフラムの同心軸芯だし、内部ケーシングのボア測定、大型コンプレッサーの同心度測定、シリンダーボアの同心度測定、エンジンのクランクシャフト同心軸芯出し、射出成型機のシリンダーとスクリューの同心度調整… ほか


レーザー技術を用いたタービンボア-同芯度測定

 

高精度トランシットの実例資料

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